実りある一日

今日はローマのArchi di Claudioという9ホールのみの小さなゴルフ場へ行ってきました。

今年からここでイタリアのゴルフ番組を担当しておられるPiero Sabellico というプロコーチがレッスンをしてくださるというので行ってきました。

実は彼はFiuggiの出身で今もFiuggiにお住まいなのです。

我がゴルフ場にも二人の素晴らしいコーチがおられるのですが、Piero Sabellico氏はやはりコーチの中でもベテランだし、若手の指導にずい分前から取り組んでおられてイタリアゴルフ協会の指導者でもおられるし、何より彼の説明の仕方=イタリア語がわかりやすいのです。(笑)

コーチというのは難しい仕事だと思います。

テクニックの面からはどなたもプロの試験に合格しておられるのだから一定のレベルをお持ちなのですが、自分の知っていることを人に伝えるということになるとまた別のタレントが必要になってくるのではないでしょうか?

野球でも名プレーヤーがみんな名監督やコーチになれないのと同じだと思います。

Piero Sabellico氏とは1年半前にBMWのイベントで初めてご一緒させていただいたのですが、その明確でわかりやすい指導によって私のアプローチが格段にレベルアップしたのでした。

でも、今まではかなり遠くのゴルフ場で教えておられたのでその後指導を受けることはなかったのですが、今年からローマの南側にあるArchi di Claudioでも週に一度教えることになったと聞いてすぐに申し込みました。

なんと1年半前にはサインをおねだりしたのですからちょっぴり恥ずかしいですね。^^;

今朝、我が家ではマイナス6度を記録してこの冬一番の冷え込みになりましたが、ローマはまったく別世界のようで、日がさすと暖かくてベストも脱いだくらいです。

予定の時間よりかなり長く指導していただいて、やはり私のスイングの基本の基本が間違っていたことが判明しました。(汗)

私はバックスイングで右にスエーしていて、インパクトやフォローで左に押し出すというか体重をしっかり左に移すことができていなかったのです。

体重移動ができていないことはわかってはいましたがそれをどのように改善していいのかわかりませんでした。

また、アドレス時にかなりハンドファーストになっていてこれもグリップを中ほどにするように指導されました。

最初にまずビデオを撮っていただき、それをコンピューターで分析して目の前で見せられると「なるほどぉ」と納得です。(笑)

で、自分の間違いをしっかりと認識して更に練習場で何球も打って見ましたが最高点は10のうちの6.5。あはは・・・

次回までに少なくとも1000級は打って今回の課題をクリアしてからまたということになりました。

レッスンのあとはそのゴルフ場で9ホールラウンドしましたが、1ホールで先の方が済むのを待っているといまティーショットを打ったばかりのお二人が「どうぞ。」と声をかけてくださって一緒に回りました。

幸運でした。でないと経路もよく知らないゴルフ場ですし、二人のうちお一人はかなりの腕前で、今しがたコーチに教わったことをまた念を押してくださったという感じで勉強になりました。

もうひとかたはまだゴルフ歴は浅いのですが、何やらコンペを主催なさってるとかでローマで一番有名なゴルフ場に誘っていただきました。

その後、ここのゴルフ場で17日の日曜日にお披露目があったばかりのピッチ&パットのコースに行ってみたらここでもベテランが声をかけてくださったので一緒に回ることができました。

都会のゴルファーはマナーもよくて実に楽しい1日を過ごすことができました。(満足)