年齢の割には出だしが快調だった私のゴルフもここ数年進歩なし。
一番いいスコアが91で、やっとコンスタントに100を切れていたのに、ここ数回のラウンドではまた逆戻り。
何より日本の皆様に比べたらラウンド数が格段に多いのにと思うと恥ずかしいです。
テクニックはそこそこ身につけたものの、スコアがまとまらないのはやはりメンタルが弱いからでしょうね。
そこで、先日訪伊なさったYukoさんにゴルファーのバイブルと呼ばれている中部銀次郎氏の書かれた「もっと深くもっと楽しく」という文庫本と同氏の「わかったと思うな中部銀次郎氏ラストメッセージ」を持ってきてもらいました。
待ち遠しかったのでそれぞれ一気に読んでしまい、読んだ後にはなんとなくゴルフが上達したような気になっていたのですが、やはりそんな奇跡は起こりませんでした。(笑)
でも、バイブルですからこれからも折りに触れ読み返すつもりです。
何より嬉しいのは銀ちゃん(これは以前同じゴルフ場にいた日本人のN氏が愛着を込めてそう呼んでおられたのです)が体格も立派じゃないし、飛び抜けて運動神経がいい方でもなく、普通のアマチュアゴルファーだということ。
いや、普通じゃありませんよね、日本アマという最高の競技会で6度も優勝なさっているし、西日本オープンではプロを退けて優勝なさったことがあるくらいですから。
でも、書かれたものにはおごりは一つもなく何度も丁寧にお話なさっているのはゴルフの基礎はアドレスにあるということと、ゴルフはメンタルなスポーツであるということ。
これならもしかしたら自分ももう少し向上できるのではないかという気がしてきます。
残念ながら59歳という若さでなくなってしまいましたがこれからも永久に彼を凌ぐアマチュアゴルファーは出現しないでしょう。
同じレベルのゴルファーは皆プロに転向してしまいますからね。^^
テクニカルなことについては余り言及なさっていないのですが、
というのも銀ちゃん曰く、スイングにはゴルファーの数だけスイングがある、つまりその人なりに良いスイングであるべきで、こうでなければならないという定型はないのだということ。
でも、ボールをあるがままに(ノータッチで)打つということや見栄を捨ててスコアを向上させることに専念せよ、スコアカードには数字を記入するのみでかっこいい4とか汚い4なんて書かないのだからと。(笑)
2オン2パットでも3オン1パットでも4オン0パットだってありうるのだから最後まで諦めないこと。そしてどれもスコアカードには4と記入するのだからと。
得てしてアマチュアは絵に描いたようなパーをとってみたいと無理をしがちだから良いスコアがまとまらないと。
私も時々グリーン・イン・レギュレーション!なんて喜んだりしていますが、それで3パットしていたんじゃ何にもならないと。
で、ここ数日ドライブを捨てて3番ウッドでティーショットをしています。
以前ドライブが絶不調になったときもそうだったのですが、今回は別にドライブの調子は悪くなかったのですが、一体3番ウッドとドライバーとどんなに差があるのか見てみたかったのです。
結果は平均飛距離は殆ど変わりません。(がっくり)
ドライバーではまれに200ヤード程も飛んで行くけれど左右に曲げてしまったり高く高く上がってしまってまるでピッチのようなこともあって平均したら150ヤードぐらいになるんじゃないかな?
だったらコンスタントに140ヤードほど飛ぶ3Wのほうが疲れないし、安定しているぶん精神的にもいいのではないかと・・・
またうちのゴルフ場は自然のままの土地なので凸凹が多いためほぼ年中6インチリプレースが認められているのですが、それを無視してノータッチでプレイしています。
ついつい簡単な方に流れていく自分のゴルフを見直すときのように思います。
ただ、一緒にラウンドする人たちにカッコつけてと思われないかとそれだけが心配。
でもきっと銀ちゃんならそんな余計なことは気にするなとおっしゃるでしょう。^^