編集者から一言
Paolo Apolloni
は、私の夫ですからもちろん彼の仕事に役立てばと思い
彼のサイトの日本語版を作ったのですが、
それ以上に日本の皆様にこういう旅の仕方もあるのだということを
ご紹介したかったのです。
かつて私も観光ガイドをしていたことがあります。
そして、毎年のようにイタリアに見えるお客様が何人もおられました。
観光バスでグループ旅行の方々をご案内していた私と
全く同じバスではなくともチョコチョコ顔を合わせると言うことは、
毎回同じようなグループ旅行でお見えになっていたと言うことでしょう。
何度か同じところを旅行することは決して無駄なことではありません。
季節が違えば同じ風景でもまた違ったおもむきを見せるでしょうし、
最初は一人できたところをいとしい人と、あるいは気の会った友達と
訪れてみるのは楽しいことです。
でもそれが3度4度となると少し残念な気がします。
国内の温泉旅行ならともかく、こうして遠くまで、たくさんの時間と
経費を費やしていらして、いつも同じところを見学し、
毎回同じようなものを食べ・・・
屋台のどぎつい色のジェラートを
イタリアンジェラートと思い込んでいただきたくないのです。
二千数百年前のアッピア街道のオリジナルの石を踏みしめていただきたいのです。
舌の肥えた地元のイタリア人が食べているものを召し上がって頂きたいのです。
自分の惚れ込んだ町をもっと良く見ていただきたい。
そしてできればもっと好きになって頂きたいのです。
編集者:内藤恵子
追: 「イタリアからボンジョルノ!」 http://italia-keiko.com
というサイトでイタリアの日常生活をご紹介しています。
よかったら覗いてみてください。
これまでとは違ったイタリアが少し見えるかもしれません。 |